今年は猛暑!!。。。あれ?あまり暑さが続きませんね。

まあ、暑いの寒いの苦手な私はちょうどいいのですけども。

今週はCDCカップが月曜日にあったためか、少人数><

みなさんお疲れですね(-_-;)

 

●サンバ

さて前回はプロムナードランからサンバロックでした。

今週はさらにボタフォゴからのダブルハンドへのリード。

そしてローリングオフジアームにつながります。

 

ボタフォゴの終わりから、男性が右に回転のリードをかけて女性はスポットボルタをします。

おわると、女性の手が体の前でクロスしていて、男性の手が女性を囲むような状態になります。

そこからウォークを1回はさんで、ローリングオフジアームにつながりますね。

 

ローリングオフジアームの回転は難しいです。

回転のコツは、

  • 軸を作ること
  • ちゃんと移動してから回転すること
  • 手を使って回ること

このへんでしょうか?

もう回転は何回練習してもいいと思います。何十回も繰り返すうちに自分の良いバランスが見つかってくるはずです。

 

●タンゴ

後半が始まりました。

最初の関門は、フォーラウェイリバース&スリップピボット。

之が難しいですね。

男性は体を3歩目で絞る動作が重要です。

女性はやはり3歩目で体を強く左に捻ってください。

さらに、サポーティングフットを使って体を持ち上げる感覚にします。

最終歩はピボットなので、足を動かそうとするのではなく、体のひねりの結果、自然と足が付くような感覚にしてください。

IMG_1492

フォーラウェイリバースは他の種目でも非常によくつかわれる重要なステップです。

よくよく理解して繰り返し練習してくださいね。

 

次回はドラッグと最後のバックコントラの解説です。

 

●CDCカップを動画でちら見して

さて先日CDCカップの動画をちょろっと見ていたのですが、やはり一つ思うことがあります。

あまり難しいステップではなく、そこそこの難易度のそこそこの長さのステップを使ったほうがいい。

ということです。

 

サークル競技会といえど、順位が付く競技会ですから、少しでも順位がよいといいですよね。

今回あるカップルが無差別戦にて上位に食い込んでいました。

おっ?とおもって動画を見てみると、シンプルかつちょっと良いステップ(点の取りやすいステップ)を入れて、それを繰り返して踊っていたのです。

確かに彼は、先日

「いや~、もう難しいステップはいいです。先生がいつも言うとおりシンプルなステップが一番です」

といっていたのを思い出しました。

いつものことですが難しいバリエーションを入れて、うまく踊りこなせない、というカップルが多く、審査員も点を非常につけにくい状況だと思います。

 

競技ダンスの点の入れ方というのは、基本的に減点法だと思ってください。

悪い点が多いほうが不利なんです。

もちろん、一部がやたら目立つため勝ってしまう選手もいますが、悪い部分をわざわざ見せる必要はありません。

もっと具体的に言いましょう。

 

A: すごく派手なステップで目立つけども難しい。長さは1分30秒ぐらい。 現時点で踊ると失敗が多く、一体感が少ない。

B: 派手さは少ないけども、シンプルに移動していたり回転したりする。ステップは短いため繰り返す。 失敗は少なく、多少なりとも一体感がだせる。

 

さて、数週間(数回の練習)で、やるにはどちらがいいのでしょうか?

審査員の目から見たら間違いなくBのほうでしょう。

私もプロになってから良くわかるのですが、プロの審査員は見た目(ルックス)での判断はあまりしません。

特にレベルが低いうちのダンスに関しては、動作の正しさや姿勢、リズムなどを重視します。

ある程度ベースがあるカップルに対しては、踊りの中身やルックス、といった見た目の判断が重くなってきます。

 

もう一つ、話しましょう。

私の学生時代の部活の話です。

私の大学は、ジュニア時代は非常に強い大学でした(ジュニア=学連用語で大学1~2年生のこと)

10名ぐらいいる同期が、軒並み決勝に残ったり、上位に残ったりするのです。

それが、毎年のように続きます。

ほぼ同じスタートからはじめている学生に、なぜこのように差がつくのでしょうか?

やはりそれは教え方、考え方でしょう。

 

当時の練習会では、ひたすら基礎練習。

スタンダードでは、ホールドを崩さないまま、どれだけ大きく動けるか。

ラテンでは、姿勢を崩さないまま、どれだけ大きく動けるか。もしくは早く動けるか。

このような練習ばかりでした。

そうすると1~2年生のころは本当に強いのです。まじめにやっている子が1次予選で落ちたりすることはまずありません。

「ジュニアの都立」、といわれていたぐらいです。

(3~4年生になると伸び悩むのですが、その理由はまたそのうち)

 

お分かりのように、難しいステップなどはかけらもやりません。

1年生の間は、動画で言うところの①もしくは②ぐらいのレベルしかやらないのです。

タンゴなんかは、2ウォーク、プログレッシブリンクとクローズドプロムナードしかやりません。(これは極端かと思いますけどね)

でもこの基礎力のおかげで、バリエーションがこなせるのです。

 

今回の話は初心者に限らず、学連を卒業してきた人たちについても全く同様、ステップに追われて踊りの完成度が低いと思いました。

目先のステップに追われることなく、正しい体の使い方、表現力、リード&フォローの質を上げて言ってほしいなと思った次第です。

そうすれば、現役ばりばりの競技ダンサーと渡り合うことも不可能ではないのですよ^^

頑張りましょう。

 若者向け社交ダンスサークル<ダンスサークルJ>