さてサークルJカップも近くなってきましたね。
追い込みの練習で頑張っている事かと思います。

大会があるとまあ色々ありますよね。
練習が上手くいかない、時間があわない、仕事が忙しくて、、、
まあサークル大会は相手が複数人いるため、中々すべてがうまくいく事なんてないので、色々あるのは仕方がないのです。

が、最近みんなの話を聞いていて少し気になることがいくつかありました。
特に男性についてなのですが、練習においてちょっともう少し気を使った方がいいんじゃないかな、と思う事があり今回書いてみました。

あまり聞き触りのいい話ではありませんが、ぜひ男性諸君は一読してほしいなと思います。
20180908 第13回Jカップ_180919_0032s

①いつも自分の練習場所に女性に来てもらう

カップルを決めて練習をしようとすると、起きてくる問題の一つに練習場所ですね。
お互い仕事や、用事、そして他の人との練習もありますので、練習する場所を打ち合わせるのはなかなか大変です。

ただ、中には相手に自分の都合のいいところに来てもらうのが当たり前になっている男性がいるようです。
一日に、何か所も練習場を梯子をすることになってしまう場合もあるようです。
そうなれば、練習場代、電車賃が数倍になります。
一方的に来てもらう、というのはあまり良くないのではないでしょうか?複数個所になってしまうのであれば、練習場代を半分負担するなり、電車賃を負担してあげるなりするべきではないのかな?と思います。

もちろん、逆に男性が梯子をしている場合も聞きます。その場合は女性も何らかの対応をするべきかと思います。また、女性の都合で、練習場所が複数になる場合もあるでしょう。
が、どちらにしても、サークルでの練習は基本的に対等関係であるべきです。

お互いの状況をよく聞いて、気を遣いながら練習場所を決めたほうがいいかと思います。

②自分のステップを押し付ける

練習をしようとすると、男性から
「このステップ覚えてきて」
と、動画やステップ一覧をぽいっと渡される、という話をよく聞きます。

一方的に、男性がやりたいステップや、男性の持ちステップを押し付けるのはどうなのでしょうか?
もちろん、女性が持ちステップがない場合や男性側のステップを知らない場合もあるかも知れません。

それでも、例えば
・前回女性が使っていたステップを男性が動画を見て覚える
・少なくとも、二人でステップの希望をすり合わせる
といった事を少しでも男性側もするべきじゃないでしょうか?

女性ばかりにステップを覚えてもらう状況というのは、あまり良いこととは思えません。
もちろん男性が新しいステップを覚えてリードできるようになるのが大変な事は理解できます。
しかし、それは女性も同じでしょう。
せめてステップを半分ずつ使ってみるとか、なにか相手の事も考えてあげてほしいと思います。

他にも、上手くできもしないステップをやろうとする男性。
自分がやりたいだけで、相手のレベルやどのくらい練習できるかなどを全く考えてない男性、などなど。
相手にこのステップやりたいので覚えてきて、と言って、自分は覚えてこない、なんてありえない話も聞きます。
自分がスーパーリードで女性がステップをあまり覚えてなくても、踊らせられちゃうというのであれば、好きにすればいいと思いますが・・・

はい正直、裏で女性にいろいろ言われていますよ、そこの男性・・・
もう少しステップに対して男性は謙虚になるべきだよね、と思う事を非常に多く聞きます。
でも、そういった人ほど、送られた大会ガイドとか読んでないんだろうなあ。

③一方的に個人レッスンにつれていく

そうですね、大会に向けて頑張れば個人レッスンを受けたりして、上達したい気持ちも出てきますよね。
それはいいと思います。

でも、自分が好きな教室に行くのはいいのですが、相手はそこで入会金やチケットを買う必要がありますよ。
もちろん、相手の女性はせっかく組んでくれた男性なので、そうそうは教室に行く事などを断ったりしないでしょう。
でも行ってみたら、入会金も払って、次行くかもわからないチケットを買う必要が、、、そりゃ不満も出てきます。

入会金をせめて半額負担とか、残ったチケットを引き受けたりしていますか?
自分が好きな先生、教室と相手が好きなのはちがいますよ。
自分がよいと思う先生のところに相手を連れていきたい気持ちはわかりますが、相手の負担もよく考えましょう。

④その他

以下は男女限らずですが。

遅刻はダメですよ。
もししてしまったら、ちゃんと謝りましょう。
たまにごめんなさいも言わないで、いけしゃあしゃあと練習している人の話を聞きます。
ちゃんと謝りましょう。そして謝罪のお土産を持っていったりしてみましょう(プリン1個でいいと思いますよ)

練習時間の配分はしましょう。
せっかく練習に来たのに、他の人とばかり練習で自分とあまり練習時間を取ってもらえなかったら、どう思いますか?気を使って練習時間の配分はした方がいいかと思います。

⑤まとめ

ダンスの練習・カップルって難しいですよね。本当に。それはわかります。
自分もダンスカップルの難易度の高さには泣いてきています。
トラブルが起きてしまうのは仕方ないと思います。

でもサークルの大会は、別に勝つことだけが目標じゃあありません。アマチュア・プロの選手のように、優勝を目指してやるだけのものではないと思っています。

男女問わず、
「あの人と組めば勝てるよ」、ではなくて、
「あの人と組めば楽しく出来るよ」、とか
「あの人は紳士(淑女)だよ」といった評判の人が多く出てきてほしいな、と思います。

もし、
「ガチで練習したい!、上手くなることを第一にしたい!」
という人は、サークルを離れて固定カップルを組んでアマチュア・プロの大会を目指すべきです。
また、自分の思うような練習をしたいのであれば、それもまた固定パートナーを探してその人とするべきです。

繰り返しますが、カップルの問題は本当に難しいです。トラブルがなくなることはないでしょう。仕方ありません。
でも、ほんの少しの気遣いで解決することも沢山あるかと思います。なぜならばサークル大会は勝利第一主義ではないからです。

ぜひ、大会を楽しめるものになるように、みなさんで心掛けてみてください。

投稿者プロフィール

滝川 洋信
滝川 洋信
大学生の時に社交ダンス部(競技ダンス部)で社交ダンスを始めました。社交ダンス講師歴20年、教えてきた生徒の数は1500名を超えました。
現在、池袋と川口で社交ダンス教室を運営し、若者向け社交ダンス<ダンスサークルJ>や<ダンスサークルアクト>を開催しています。
合同会社タキガワダンススクール代表。

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