さて、今月からサークルJ川口の支払いはチケット制になってしまいました。

あらかじめ言っておきたいのですが、正直これに関しては私はやりたくありません。

理由は読んでもらえればわかると思います。

あくまで会場のダンスdeパークの方針ですので、それに関して私は従わないといけない立場ですのでご理解ください。







ただ、チケット制についてのイメージについては、某ダンスサークルのHPに過剰に悪であるようなイメージで書かれていますので、どうにも若い人たち(サークルダンサー)には良いものでは無いように見えるようですね。




普通のダンス教室やお稽古ごとでも、チケット制を導入しているところは多数あり、それには何らかのメリットなどもあるはずです。



なので今回は客観的にチケット制のメリット・デメリットを述べてみたいと思います。




まず、一番最初に言っておきたいのが、某サークルHPに書かれている、



「まだ続くかどうかも分からないのに不可解なチケット制でまとめて何十枚・何百枚分の高額チケット/ポイントを買ってやっとこさレッスンが受けられます」

と言うような事は、まあ今は普通はまずありませんね。



どのダンス教室も、今は<お客様様>です。昔のように先生が生徒さんを選ぶような時代ではないですから。無理やり何十枚もチケットを買わせて、レッスンさせるような事はまずないでしょう。



まあもちろん口が上手な先生もいますから、乗せられてまとめて買ってしまうこともあるかもしれませんが、正直にいって教えている先生たちにとっては、まとめて買ってもらっても何のメリットもないので、無理に進める理由がないんですよね。メリットがあるのは経営者だけです。



ということで、このあたりの話には信憑性があまりないのです。




もしかしたらそういった事例があったのかもしれませんが、まるで、どのダンス教室もそのような事であるような書き方をするのは、いかがなものかと思います。



1レッスンを受けるのだけであれば、一般的には10枚のチケットをかって3枚から8枚ぐらいでレッスンを受けられるでしょう。



ここはダンス教師的には誤解されて欲しくないところですね。



(まあ余ったチケットはどうするの?と言うことになりますが、1回きりで良ければ普通は体験レッスンが可能なはずです)




さて、それでは、チケット制のメリット・デメリットを客観的に分析しましょう。

★メリット
■お客様側


1.まとめ買いの量によって割引が発生する

2.毎回現金を持ってこなくてもよい



■経営側

1.まとめ買いをしてもらえることで、まとまった額の現金を受け取れる

2.チケットをつかうと、スタッフ側の不正がしにくくなる(管理がしやすい)

3.もしかしたら、お客様がチケットを使わずにすむかもしれない(私的にはこれはデメリットですが)

4.毎回現金だと手間が多く発生するので、その分人件費がかさむ

 

★デメリット

■お客様側


1.教室にいかなくなったり、チケットがあまったり、有効期限が過ぎてしまったりと、チケットが使えない場合がある

2.他の教室では使えない

3.紛失した場合に再発行が難しい場合が多い

■経営側


1.お客様側のデメリットによって、教室に来る機会を失うかもしれない。

2.チケットを発行・管理する手間が増える

こういった感じでしょうか。

ポイント制の教室などもありますが、要するにチケット制と言うのはプリペイド方式ということです。







プリペイドというのは沢山世の中にありますよね。



プリペイド方式=悪、などと言う話は聞いたことがありませんので、もし問題が起きるとしたら買わせ方に問題があった場合でしょう。



数万単位の高額のチケットを買わないとレッスンを受けさせない、などという事は犯罪に近い事ですが、それはあくまで経営者側の問題で、プリペイド制の良し悪しとは全く別問題のはずです。



一般的にプリペイドというのは、お客様の囲い込みに使われるものですので、経営者側に多くのメリットがあります。



お客様側にあるメリットは、割引などでしょう。



ですから、そのチケットを使用するには、そこの教室などを良く使うことが前提にならないとお客様側には損になるわけです。



ヤングサークル界はとても流動性が高い世界です。
学生ダンスのように、所定のグループ内でしか踊れない、と言った事はなく、年齢制限を除けばほぼどのサークルに行くことも可能です。



ですから、囲い込み戦略と言うのはあまり機能しません。
しかも1回の単価がとても低いのでチケットなどの発行の手間の割合が大きく、むしろ経営者側にとってはデメリットにしかならないでしょう。この辺が私がサークルでチケット制にすることに大きく疑問を持つところです。



しかし、一般的な教室においては、チケット制と言うのは十分に機能するシステムでしょう。
そしてチケット・ポイント制の教室に行くことを特に控えたりする必要などを言われる所以は全くないでしょう。自分の行きたい教室に通えば良いと思います。



もちろん現金が使える教室は、選択肢が多いですが、その分割引などが受けられないことも念頭に置きましょう。
お客様側としては、自分の使用頻度を見極め、それにあった分のプリペイドをして、割引のメリットを受ければよいと思います。




結論: 世の中に普通にあるシステムだから、別にチケット制でもおかしくないけど、サークルに使うシステムじゃないよね。。。
それ以下でもそれ以上でもありません。

以上

投稿者プロフィール

滝川 洋信
滝川 洋信
大学生の時に社交ダンス部(競技ダンス部)で社交ダンスを始めました。社交ダンス講師歴20年、教えてきた生徒の数は1500名を超えました。
現在、池袋と川口で社交ダンス教室を運営し、若者向け社交ダンス<ダンスサークルJ>や<ダンスサークルアクト>を開催しています。
合同会社タキガワダンススクール代表。

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