さてさて 今週から、私のレポートは水曜に移行しました。

今週も、女性が足りず女性役をやっとります・・・ 先生が女性役で踊るなんて、どんだけ?(笑)

おかげでどんどんフォロー上手になっております。

 

今週の種目は、引き続きワルツとチャチャチャですね

●ワルツ

さて、先週までのステップは、

ステップ②+④でした。

 

ポイントはスウェイの使い方が重要だということでした。

今週は、新たに

  • フォーラウェイリバース
  • テレマーク
  • スローアウェイオーバースウェイ

を追加してみました。

今週のポイントは、回転です。

どうしても、フォーラウェイリバースのスリップピボットで回転を止めてしまいやすいのですね。

しかも男性が慌ててテレマークに入ってしまい、女性を引っ張ってしまいがち。

ここはまずは女性に後退しながら回転してもらいましょう。

それから男性がでればいいのですよ。 これであなたも回転マスター!

このステップがスムーズにできたら、モテモテなのは間違いなし。

ジ○ー君のテレマークもとっても素敵に変身しました^^

来週も、踊りこんで自分のものにしていきましょう。

 

●チャチャチャ

バリエーションのチャチャチャです。

こちらのポイントは、ひねりでしたね。

ロンデシャッセでは、こんなところまで体をひねるの!? というところまでやりました。

ぎゅーっと絞ると、ラテンダンサーぽい踊り方になるのですよ^^

 

そして、ホワパチャタイミング。

チャッチャッチャ~、ウン、3、チャチャチャ~です。

・・・文字じゃよくわからんか。

 

最後は、スリーステップターンのリード。

みんなリードの方向が勘違いしていましたね。

私も昔は、全く反対の方向にリードしていたものです><

 

今週のすてき王子

 

 

 

 

 

 

 

 

●ダンスと著作権について2

 

さて、先週までは、著作権の歴史についてお話してきました。

その1

お堅い話ですいませんが、もう少しお付き合いお願いします。

 

前回の話では、著作権は

  • 技術の発達と共に制定された
  • コピー品を統制する目的があった

ということでした。

500年ほど前から著作権がつくられ、そのおかげで制作者にお金が入る仕組みができ、

その後それによって多数の文筆家や音楽家がなどが、

職業として成り立つことになっていったのです。

 

結果として、様々な本や音楽、映像が一般の人にも手に入れることができるようになりました。

昔は、音楽が聴けるのは一部のお金持ちだけだったのです。

高いお金を払って音楽会やオペラを見に行かなければ素敵な音楽は聞けず、

庶民はせいぜい酒場の演奏程度の音楽しか楽しめなかったことでしょう。

 

この仕組みは、コピー技術と法律とのバランスが取れていた2000年ごろまでは

とてもよく機能していました。事実、この法律とコピー技術のおかげで、

人類はいまだかつてないほど本が読め音楽が聴け映像をみることができたのです。

 

しかし技術の発達は止まりません。

コピー技術に革新がおきました。デジタル革命です。

安価なPCがつくられ、それにともないデジタルコピーというものが出てきたのです。

要するにデーターのコピーですね。

 

ほんの15年前までは、CDのコピー、映像のコピー、本のコピーは簡単ではありませんでした。

高価な機器、施設が必要だったのです。

要するに、それが個人レベルのでコピーの妨げとなり、うまく著作権法を成立させていました。

ところが、技術の発達はあっというまに、個人レベルので安価なコピーを可能にしてしまい、

最終的にはデーターコピーという、物質を伴わないコピー技術にまで発展してしまいました。

さらに世界中にめぐらされたネットワークが、コピー拡散を助けます。

 

もはや、著作権という理念ではコピーを止めることは敵いません

デジタル化された原作は、あっという間に世界中に拡散し、製作者にお金が入る仕組みが機能しません。

おそらく、SOPAの考え方も根本はここを修正しようとしているのでしょう。

著作権という理念で法律を制定しコピーを止めるのではなく、

コピーそのものに制限をかけ著作者の収入を確保するというやり方を取ろうとしているのだと思います。

(やり方が良いかか悪いかはべつとして)

 

結果どうなるでしょうか?

そうです。衰退です。お金が入らなくなれば、だれも音楽なんて作ろうなんて思いません。

小説も書かないでしょう。漫画だって描きません。

せいぜい同人、アマチュアレベルの創作活動になります。

もちろん1500年代以前のような形になることはないでしょうが、

すでに創作活動の世界は衰退が始まっています。

 

もうすでに世界中の有名ミュージシャンたちは、新作音楽を作る方向性では活動していません。

何をしているかというと、ライブです。

コンサートライブなどが彼らのメインの収入となっているそうです。(もちろん過去の印税もあるでしょうが)

AKBも握手会・投票権という「ライブ活動」でCDを売っています。

 

そう、すでに新しい音楽がどんどん生まれてくる時代ではなくなってしまっているのです。

それは、我々ダンスを踊っている人たちにとっても無縁じゃないでしょう。

数多くの音楽が生まれることで、我々は楽しく踊ることができ、

素敵な音楽をきいて、これで踊ってみたいと思い、

音楽の進化と共にダンスも進化してきたのです。

 

私は、「My Heart Will Go On (タイタニックのテーマ)」で泣きながら踊り、

「Whenever, Wherever (Shakira)」で、背筋がぞくぞくしながらサンバをおどってきました。

でも、もしこの先新しい音楽が出てこなくなったら・・・

いつも懐メロで踊るのは嫌です。いくら素敵な曲でも、何度も聞けば飽きますし感動も薄れます。

 

だから、私はダンスCDは購入しています。聞きたいと思った音楽は購入しようと思っています。

レッスンビデオも競技会ビデオも購入しています。(貸してもらうこともありますけどね)

教室でダンスCDを貸してください、と言われてもお断りしています。

 

もちろんYouTubeなどを全部否定するわけではありません。

知らないミュージシャンでも検索すれば、一発で出てきて聞けるのです。

デモの音楽を探すのがどれほど楽になったことか。

ちゃんと権利の整ったダンス動画も今や沢山あります。

しかし、無許可のYouTube音楽をダウンロードする気にはなれません。

Amazonで購入するか、ミュージックダウンロードをしています。

なぜならそれが、製作者に対する敬意だと思いますし、回りまわって音楽が生み出される環境になると思いますから。

 

著作権について、よく知らない方は、

・友達同士でコピーはOK

・YouTubeにあるものはOK、

とか思っている方も多いようです。(私的な貸し借りについては、たしかに認められてはいますが)

でも、それは実際には法律違反ですし、違反者にならないのは、

あまりに個人レベルでコピーが可能になってしまい、全員を逮捕することなどできなくなってしまっているからです。

(実際、著作権を侵害しまくっているYouTubeが、なんで逮捕されないのかが不思議でなりませんが)

現行の著作権法が、妥当かどうかという部分はともかく気軽にしているコピーやYouTubeの視聴が、

創作活動の衰退につながっているということは、ぜひ知っておいてほしいことだと思います。

 

今後、技術の発達と共に、創作物の売り方も変化せざる得ないでしょう。

そして法律も変化していかざる得ません

もしかして、デジタル複製に制限がかけられる時代がくるかもしれません。

しかし、適度な制限はそこに発展をもたらすこともあるのです。

 

実際のところ、私が今ここで音楽を多少購入したところで、このデジタルコピーの流れを止めることなどできません。

でもダンスやっているみんなにも、制作者への敬意をぜひ忘れないでほしいと思います。

なぜなら音楽あってのダンスだからです。若者向け社交ダンスサークル<ダンスサークルJ>