滝川です。
早いもので、2月から始まった池袋の初心者クラスも5月で終わりです。
緊急事態宣言の影響もあり募集の数が少ない中でも、最後まで残ってくれましたね!
火曜日のクラス、土曜日のクラスで合わせて11人入会、そして10人が継続してくれました。
いやーうれしいですね。講師冥利に尽きます。
レッスンをするにあたって、とにかく私は継続率を重要視しています。
先生によって教え方にはいろいろあると思いますし、どのようにレッスンを勧めていくかは千差万別で、どれが良いとか悪いとかは一概に言えません。
ただ、初心者を教えることにおいては、数字(継続率)がすべてだと思います。
もちろん、私もいつもこんなに良い継続率ばかりではありません。場合によっては、半年で半分以下という事だってあります。でもトータルの継続率を計れば、良いレッスンが出来ているかどうか、というのは確実にわかると思っています。
ちなみに、良いレッスンというのは教え方だけではないと思います。その生徒さんの微妙な心情や気持ちを読み取ったりして叱咤激励したり、また人間関係などに悩む人も多くありませんので、そういったことも気にかけながら、何とかそういうことを乗り越えてもらって、まずは半年間の社交ダンスをしてもらうのが、私たち講師陣の一つの目標です。
全く何も知らない初心者の方が、一から順番にダンスを覚えてある程度踊れるようになる、というグループレッスンカリキュラムは、簡単そうに見えて実はとても難しく、そして責任の重いものだと思います。
なぜ責任が重いかというと、始めたばかりの方が最初のレッスンで嫌になってしまえば、もう二度と社交ダンスをやろうとは思えないでしょう。逆に、最初が楽しければ、社交ダンスをどこか途中でやめてしまっても、必ずどこかで再開してくれると思うのです。
まあ、こんな風に偉そうに言っても、自分も足りていないことはいっぱいあるでしょうし、もっともっと継続率を上げる方法はあると思います。
今回のコロナ禍では、今まで足りていなかった部分の変更をチャレンジしてきました。それが、ちょっと結果に出たのであれば、チャレンジして良かったなとおもいます。
さて、初心者クラス最後の内容は、、、
●ヴェニーズワルツ
ヴェニーズワルツは、①のナチュラルターン、②のリバースターンをつなげて踊りました。
実質は③の動画と同じですね。
ステップ自体はとても簡単なのですが、実際に踊るとうまく踊れないのがヴェニーズワルツでしたね。
ナチュラルターンでは、しっかり相手を追い越しながらできるだけまっすぐ進むのがポイントでした。
- 前進する人は、左足が相手の足の向こう側につく
- 後退する人は、1歩目はよける様に下がり、2歩目は逆ハの字になるように
- ボディを離しすぎないようにしておどる
この3つがまっすぐ進むためのコツでした
リバースターンは
- 左を向く
- 左ひじを引くように回転
- 前進する人の2歩目右足の着く位置
この3つを気をつけください。特にリバースターンはオーバーターンをして、いつも以上に回らないといけないのでしたよね。
繰り返し続けていると、どうしても回転量が足りなくなってきます。
そういったときに曲がり角などでLODの方向が変わると、どちらに進めばいいのかわからなくなってしまいます。
自分が前を向いているのか、後ろを向いているのか、という事を常に意識して踊るのは大事なポイントです。
何回も繰り返して、慣れていきましょう!
●ジャイブ
ジャイブも、新人さん殺しの種目ですね。
- 問題点は
- 歩数が多い
- 方向が頻繁に変わる
- 音が早い
といった感じです。
逆に言えばこれを克服できれば何とかなりますね。
歩数が多いのは、かならず数えながらステップを覚えてください。
「トントン、 イチ・ニ・サン、 イチ・ニ・サン」
と数えて、その口で言っているのと歩数が合うようにするのが大事です。
歩数が多いからと言って適当に踏むと絶対に分からなくなります。ぶつぶつ言いながら覚えましょう。
方向が頻繁に変わるのもジャイブの難しい点ですね。
社交ダンスは、縦横斜めの8方向に動くことが基本です。
各ステップをすると、どの向きで終わるのか、ということをしっかり覚えてください
音が早いのは、、、正直言って慣れるしかありません。
ステップを覚えた後に、何度も踊ってスピードに慣れるまで繰り返し踊る、それしかありません。
でも人間の適応力は中々すごいですよ。いったんステップが覚えられれば、あとは何回も繰り返せば、思った以上にできるようになるものです。
それ以外にも上下動(ライズ&フォール)がありました。
こちらはかなり難しい動作なので、すぐに出来なくても大丈夫ですが、ちょっと頭の片隅に残しておいてくださいね。
●ZOOMで懇親会
最後の日曜日に皆さんで懇親会をZOOMで行いました。
・・スクリーンショット取り忘れてしまった
延べ15人ぐらいいらしてくれたのかな。
などなど、いろんな話をしましたね。かなり盛り上がりました^^
あとは、社交ダンスの良いとこと闇についての話も・・
夢中になれることはすごくいいのですが、時間が経つとどうしてもいろんな差が出来たりしてきます。
そんな時には無理するのではなく、自分のペースや自分の取り組み方を見つけて、あまり他人と比較しすぎないでほしいな、と思っています。
今の時点で大会で活躍したり入賞したりすることが大事ではなく、楽しく続ける方法を見つけたり自分なりの目標を定めたりして、5年後もダンスを続けていることが大事だと思います。
Jカップをふくめてダンスの競技会は、とてもいいところもありますが闇も沢山あります。
「光が多いところでは、影も強くなる」
ドイツの詩人、小説家ゲーテの言葉だそうです。
自分なりの道を見つけることが、ダンスを楽しんで続けるためのコツだと思います。
初心者クラス卒業の皆さんは、そのことを忘れずに続けてくださいね。
若者向け社交ダンスサークル<ダンスサークルJ>